名村造がカイ気配で水準切り上げ、今期は一転最終増益の見通しで年間5円増配計画
名村造船所<7014>がカイ気配のまま水準を切り上げている。9日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想を修正し、最終利益の見通しを55億円から130億円(前期比16.1%増)に引き上げた。減益予想から一転増益を計画する。無配を予想していた中間配当は5円、未定としていた期末配当予想を5円とし、年間配当予想は10円(同5円増配)に見直したこともあって、ポジティブ視されたようだ。
今期の売上高の見通しは1260億円から1350億円(同8.8%増)に修正した。想定為替レートを円安方向に見直したほか、原価削減活動の成果を業績予想に反映した。静岡市清水区で発生した静清バイパス道路工事の橋桁落下事故に関連する費用も4~9月期の業績に織り込んだ。
株探ニュース