名村造がS高カイ気配、4~6月期経常84%増益・高進捗を評価
名村造船所<7014>がストップ高の水準となる前営業日比300円高の1721円でカイ気配となっている。8日の取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比33.4%増の397億6000万円、経常利益が同83.9%増の97億9200万円、最終利益が同2.2倍の96億9400万円となった。経常利益の通期計画に対する進捗率は第1四半期ながら54%台と高水準にあり、業績の上振れを期待した買いが集まったようだ。
円安に加え、船価改善が比較的早く原価に占める鋼材費比率の低い船型の大量連続建造に方針転換をした効果が出た。LPG燃料対応大型LPG・アンモニア運搬船(VLGC)1隻など計8隻を完工。VLGC2隻など計9隻を受注し、新造船事業の6月末の受注残高は、前年同期比42.8%増の3590億2200万円となった。
株探ニュース