決算発表予定日 2024/05/15
7046東証G信用
業種 サービス業

TDSE 株価材料ニュース

1,838
+65
+3.67%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

TDSE Research Memo(3):AIノウハウを軸にコンサルティング事業とプロダクト事業を提供

特集
2024年2月16日 15時03分

■会社概要

2. 事業内容

(1) コンサルティング事業

コンサルティング事業は、データ経営を目指す企業向けにAI技術を軸とした統合型ソリューションを提供するサービスで、安定成長が期待できるフロー型の収益構造である。DX(デジタルトランスフォーメーション)を顧客企業とともに推進していく際、プロセスごとに専門特化する企業が多いなか、TDSE<7046>は顧客企業が進める事業戦略に沿う形で、データ活用のテーマ抽出からデータ分析・AIモデル構築、システム構築・実装、保守・チューニング、教育まで、一気通貫で高度なサービスを提供している。

(2) プロダクト事業

プロダクト事業は、自社及び他社のAI製品や、業務特有のAIモジュール※を顧客企業に提供することで、サービス利用料や運用・保守料を受領するサービスで、高収益が期待できるストック型の収益構造となっている。大別すると、SNSの分析サービスなどを提供するソーシャルメディアマーケティング事業と、生成AIによるサービスを提供するカンバセーショナルAIソリューション事業に分けられる。

※AIモジュール:異常検知や物体認識などのAIモデル(未学習モデルを含む)で、業務システムやアプリケーションなどに組み込むAIシステムの根幹。「scorobo」というブランドでAIモジュールを販売していたが、ブランディング戦略のなかで「scorobo」を収束し、「TDSE」を冠した自社製品へとシフトしている。

a) ソーシャルメディアマーケティング事業

ソーシャルメディアマーケティング事業では、同社設立直後の2014年に代理店契約を締結した米国Quid社の「Quid Monitor」などを提供している。主力の「Quid Monitor」(旧 「Netbase」)はクラウドベースのハイエンドなソーシャルリスニングツールで、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、YouTubeなど正式に使用契約した豊富なソーシャルメディアデータを、圧倒的な処理スピードで様々な角度からリアルタイムに分析することができる。また、50ヶ国以上の言語に対応しているうえ、標準装備のAPI(Application Programming Interface)によって他システムとの連携が容易に可能となる。さらに、キーワードだけでなく人(アカウント)に着目した分析ができるため、従来のソーシャルリスニングツールでは難しかったビジネスへの関連付けも容易になった。このため、例えば、キャンペーン反応から消費者の興味・関心度を分析するなどのプロモーションのほか、様々なビジネス領域で活用することができ、これまでに累計100社を超える企業に導入されてきた。「Quid Monitor」のほか、競合企業のSNSアカウントの分析ができる「Quid Compete」(旧 「Rival IQ」)やテキストデータからインサイトを導く「Quid Discover」(旧 「Quid」)などのラインナップがある。後述するが、新たなラインナップも加わった。

b) カンバセーショナルAIソリューション事業

カンバセーショナルAIソリューション事業では、ドイツのベンチャー企業Cognigy社の対話型AIプラットフォーム「Cognigy」や、同社が独自開発した国内初の生成AI「TDSE QAジェネレーター」といった製品を扱っている。「Cognigy」は、最先端の自然言語処理と自然言語理解技術を強みとしており、20以上のチャネルと30以上の業務システムにつなげるコネクターを装備し、短期間で拡張性の高い対話型AIを開発することができる。多言語対応のバーチャルエージェントは100ヶ国語以上をサポート、OpenAI社のGPTや「TDSE QAジェネレーター」など生成AIと連携し、自然言語処理の精度向上に必要な膨大な学習用QAを自動生成することができる。ビジネスユーザーが簡単に開発できるローコード仕様になっているため、欧米では自動車メーカーや銀行、航空会社など500社以上の有力企業が導入している。「TDSE QAジェネレーター」の特長は、規程やマニュアルなどのドキュメントから膨大な組み合わせのQAを自動生成することができる点にあり、将来的に生成AIの活用により人海戦術のコールセンター業務の負荷を大幅に軽減できることが想定されるなど、市場の拡大が期待されている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《SO》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる