きずなＨＤが一時２３％高、葬儀件数の増加で２１年５月期営業利益は２３％増を見込む
きずなホールディングス<7086>が急反発し、一時前日比２３．２％高の１５５０円に買われた。１５日の取引終了後、２１年５月期連結業績予想を発表しており、売上高８４億円（前期比９．４％増）、営業利益６億円（同２２．８％増）、純利益３億円（同４２．６％増）と大幅な営業増益を見込み、これが好感されている。
高齢化の進展による死亡数の増加や前期にオープンした７ホールの通年寄与に加えて、家族葬選好の継続や次期計画の新規１５ホールの増加分も考慮し、葬儀件数は同１４．７％増の９０６８件を予想。また、新型コロナウイルスの影響で近年の傾向以上に下落している葬儀単価は第３四半期にかけて回復を見込むが、葬儀の小規模化・簡素化の継続で同３．８％減の８６万９０００円になると予想している。
なお、２０年５月期決算は、売上高７６億７６００万円（前の期比６．７％増）、営業利益４億８８００万円（同３９．９％減）、純利益２億１０００万円（同４８．２％減）だった。
株探ニュース