ライフネット急反落、三井住友カードによる出資報道受け「取締役会に付議」と開示
ライフネット生命保険<7157>が急反落。日本経済新聞電子版が29日夜、「ライフネット生命保険が近く資本を増強し、三井住友カードなどが出資することが複数の関係者への取材で分かった」と報じた。ライフネットは30日、資本政策に関する一部報道に関して「2023年8月30日の当社取締役会に付議する予定」とするコメントを開示した。報道では公募増資を通じた資金調達についても触れられており、1株利益の希薄化を警戒した売りが優勢となっている。
記事によると、資本増強は100億円規模で、このうち30億円前後を三井住友カードが引き受ける。筆頭株主のauフィナンシャルホールディングス(FH)にも20億円前後割り当てる方針で、残りを公募増資などで調達する方向。三井住友カードは出資比率4%前後の大株主となる見込みとしている。ライフネットは三井住友カードの顧客網を生かし、個人保険の拡販につなげるとしている。
株探ニュース