GMO-FHはウリ気配、タイ子会社での貸倒引当追加計上で6月中間期最終益61%減
GMOフィナンシャルホールディングス<7177>はウリ気配。16日の取引終了後、24年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算速報を開示し、営業収益は前年同期比3.4%減の261億300万円、最終利益は同61.3%減の13億9000万円となったと発表した。大幅減益で着地したほか、未定としていた4~6月期の配当予想については同3円70銭減配の2円とし、ネガティブ視されたようだ。
タイで証券事業を展開する連結子会社において、信用取引の提供に際して顧客から担保として差し入れを受けている複数の代用有価証券の株価が大幅に下落した。これに伴い、信用取引貸付金などに対する貸倒引当金繰入額45億500万円を、新たに販売費及び一般管理費に計上する。タイ子会社では今年12月20日付で信用取引サービスの提供を終了し、事業戦略について検討を進める。今回の事態を踏まえて、役員報酬の一部を返上する。
株探ニュース