アルヒの23年3月期は一転最終減益の見通し、「フラット35」苦戦で下方修正
アルヒ<7198>はこの日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想の下方修正を発表した。最終利益は43億円から31億円(前期比26.9%減)に見通しを引き下げ、増益予想から一転して減益を見込む。主力の住宅ローン商品「フラット35」の販売が苦戦し、融資実行業務の営業収益が当初の想定を下回る見通しとなった。あわせて年間配当予想を5円減配の60円(従来の予想は60円)に減額した。
SBIホールディングス<8473>は今回のアルヒの業績・配当予想の修正に伴い、子会社のSBIノンバンクホールディングスが実施するアルヒへのTOB(株式公開買い付け)の期間を11月11日まで延長すると発表した。SBIノンバンクHDはSBIHDの保有分と合わせて最大51%の株式取得を目指している。TOB後もアルヒの上場は維持される予定だ。
株探ニュース