トヨタが一時5%超す下落、ダイハツ問題に米100万台リコールの悪材料加わる
トヨタ自動車<7203>が5日ぶりに反落。一時5%を超す下げとなった。米国時間20日に同社は、米国で約100万台のリコールを実施すると発表した。対象はトヨタブランドの「カムリ」や「RAV4」など6車種と、レクサスブランドの「ES」と「RX」の2車種。助手席側の乗員検知システムで回路がショートしている可能性があり、エアバッグが適切に開かない恐れがあるため。日本時間20日の取引時間中には、傘下のダイハツ工業において安全性確認の試験で不正があったことを背景に、ダイハツの全車種の出荷停止を発表していた。悪材料が重なる形となり、機関投資家を中心に買い持ち高を圧縮する目的の売りが膨らんだようだ。
株探ニュース