三菱自がマド開け急騰、上期販売底堅く推移し業績回復期待の買いを集める
三菱自動車工業<7211>がマドを開けて急騰している。同社は30日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比1.8%減の1兆3073億8200万円、最終利益は同43.8%減の379億5100万円となった。7~9月期では最終利益は57%減となった。販売費の増加が業績を圧迫する一因になっているものの、利益水準としては市場が懸念しているほどは悪くはないとの見方があるようだ。上期での販売台数はグローバルで前年同期比5%増の40万8000台で、日本と北米、欧州、豪州・ニュージーランドは2ケタの伸び。アセアン地域も底堅く推移した。400円台で推移する株価には値頃感も意識され、堅調な販売動向による下期の業績回復を期待した買いが集まったようだ。
株探ニュース