ユニバンスの上げ足鮮烈、業績急変貌・割安感顕著で脱炭素分野への展開も
ユニバンス<7254>が上げ足鮮烈、3連騰で一時66円高の658円まで値を飛ばす場面があった。同社はトランスファーやトランスミッションなど駆動系を中心とする自動車部品会社で、日産自動車<7201>向けを主力に高い商品競争力を有する。国内や北米で自動車販売が好調に推移するなか売り上げを伸ばし、工場集約化や内製化推進など事業構造改革も寄与して22年3月期営業損益は30億円の黒字予想(前期実績は6億6100万円の赤字)と急変貌する見込みだ。また、新境地開拓にも積極的で、世界的に脱炭素に向けた動きが活発化するなか、風力発電機の基幹部品の供給など、非自動車分野への参入を模索している。株価指標面ではPER5倍台でPBR0.8倍前後と依然として割安感が顕著となっていることで、投資資金攻勢の拠りどころとなっている。
株探ニュース