河西工がS高カイ気配、自動車生産回復と為替差益発生で4~6月期最終黒字に転換
河西工業<7256>がストップ高の水準となる前営業日比50円高の224円でカイ気配となった。前営業日の10日取引終了後に24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。最終損益は17億6200万円の黒字(前期同期は42億4600万円の赤字)となった。四半期ベースで最終損益の黒字を確保したことで、業績の底入れを期待した買いが集まったようだ。
外貨建債権債務の評価替えを主因に為替差益18億4700万円を営業外収益に計上した。売上高は前年同期比36.2%増の502億7600万円だった。半導体不足の緩和に伴う主要得意先の自動車生産台数の回復を背景に、日本と北米、欧州で大幅な増収。北米と欧州の赤字幅は縮小した。
24年3月期の業績予想は非開示。同社は拠点再編や不採算事業の撤退などを含めた経営再建計画の策定を進めている。策定の進捗状況を踏まえ、業績予想の算定が可能になり次第、速やかに開示するとした。
株探ニュース