スズキが上げ幅拡大、ダイハツ全車種出荷停止で国内軽販売の押し上げ効果に期待
スズキ<7269>が後場に上げ幅を拡大した。トヨタ自動車<7203>は20日、品質不正問題が拡大した傘下のダイハツ工業の全車種について、出荷を一時停止すると発表した。自動車の販売店は初売りセールを行うのが通例となっている。今回の異例の事態によって、新春セール時に消費者がダイハツから競合他社の販売店にシフトするとの思惑が広がっているようだ。軽自動車の販売でダイハツと競争関係にあるスズキに対しては、国内の販売台数の底上げにつながると期待した買いが入ったとみられている。ドル円相場が1ドル=143円台半ばとややドル安・円高方向に振れるなかにあって、ホンダ<7267>や日産自動車<7201>も後場に一段高となった。
株探ニュース