エクセディが急落、アイシンによる株式売り出しで需給悪化を警戒
エクセディ<7278>が急落している。27日の取引終了後、アイシン<7259>がエクセディとの資本関係を解消すると発表した。これに伴い、アイシンがグループで保有するエクセディ株を売り出す。エクセディは自社株買いを発表したものの、取得株式数の上限よりも売り出し株数が多く、短期的な需給悪化を警戒した売りが出たようだ。
売り出し株数は1411万3400株で、需要状況に応じて上限211万7000株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。売出価格は6月3日から5日までのいずれかの日に決める。エクセディは取得総数800万株(自己株式を除く発行済み株式総数の17.03%)、取得総額150億円を上限とする自社株買いを5月29日から2025年5月28日の間に実施する。また、連結子会社のエクセディアメリカに関し、共同出資者であるアイシンのグループ会社の保有分を取得し、完全子会社化する。両社が持続的な成長を遂げるには、資本関係の解消によりそれぞれの戦略を推進することが企業価値を最大化するうえで最善だとアイシンは判断した。
株探ニュース