村上開明は大幅高、自動車向け販売増で今期業績・配当予想を上方修正
村上開明堂<7292>は大幅高で7連騰、一気に年初来高値を更新した。8日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績と配当の予想を修正した。今期の最終利益の見通しを45億円から60億円(前期比11.7%増)に上方修正したほか、年間配当予想を40円増額して140円(同56円増配)に見直した。発行済み株式総数の7.63%に相当する自己株式100万株を11月30日に消却することも開示しており、これらを好感した買いが集まったようだ。
今期の売上高予想は1000億円から1080億円(同19.1%増)に見直した。4~9月期は円安効果が出たほか、自動車メーカーの生産回復に伴い、バックミラーの販売数量が増加。第3四半期(10~12月)以降の見通しも含めて業績予想に織り込んだ。23年4~9月の売上高は前年同期比17.4%増の516億6500万円、最終利益は同11.7%増の28億6300万円だった。
株探ニュース