クラッチ専業メーカーのエフ・シー・シー<7296>に注目。同社は１０月３１日、１９年３月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上収益を１７５０億円から１８３０億円（前期比５．７％増）へ、税引前利益を１４８億円から１７８億円（同２６．４％増）へ、最終利益を１０４億円から１２６億円（同３０．０％増）へそれぞれ増額し、５期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

北米で、ゼネラルモーターズやフォード向けの四輪車用クラッチの販売が想定より増加することが寄与する。また、円安による採算改善や為替差益の発生も上振れに貢献する。下期の想定為替レートを１ドル＝１０５円から１１０円に見直した。

株価は、１２日に年初来安値の２４８５円をつけるなど調整を強いられている。ただ、ＰＥＲは１０倍台、ＰＢＲ１．０倍水準と株価指標面では割安水準にあり、早晩反転上昇のタイミングが到来しそうだ。（朱)

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）

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