松屋R&Dはカイ気配のまま上昇、オムロンヘルスケアによるTOB価格にサヤ寄せ
松屋アールアンドディ<7317>はカイ気配のまま上昇している。15日の取引終了後、オムロン<6645>傘下のオムロンヘルスケアが松屋R&Dに対し、完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い受け)を実施すると発表した。買付価格は1株1110円で、松屋R&Dの株価はこれにサヤ寄せする動きをみせている。
買付予定数の下限は1123万300株(所有割合51.93%)で、上限は設定しない。6月下旬をメドに買い付けを始めることを目指す。TOB成立後は所定の手続きを経て、松屋R&Dは上場廃止となる見通し。松屋R&DはTOBに賛同の意見を表明し、株主に対し応募を推奨している。オムロンヘルスケアは血圧計腕帯の安定供給の確保や新製品の迅速な開発などにつなげる構え。東京証券取引所は15日付で、松屋R&Dを監理銘柄(確認中)に指定した。
株探ニュース