第四北越FGが後場急伸、25年3月期業績・配当予想引き上げ政策保有株式縮減の新方針を公表
第四北越フィナンシャルグループ<7327>が後場に急伸した。同社は14日、25年3月期の業績・配当予想の上方修正を発表。これを好感した買いが入ったようだ。今期の純利益予想を従来の見通しから30億円増額して280億円(前期比32.1%増)に見直した。また、期末配当予想については14円増額修正し70円とした。年間配当予想は株式分割を考慮した水準で126円(前期は72円50銭)となる。法人向け役務収益が好調に推移するなか、市場金利の上昇に伴って、貸出金利息や有価証券は利息配当金などが想定を上振れする。
同時に、政策保有株式の縮減方針について、21年3月末から27年3月末までに第四北越銀行が保有する政策保有株式を簿価ベースで200億円縮減するという従来の方針に加える形で、30年3月末までに、みなし保有株式を含む政策保有株式の時価の連結純資産に占める割合を20%未満とする新たな方針を公表した。第3次中期経営計画の上方修正も検討しているという。
株探ニュース