新興市場銘柄ダイジェスト:DWTIはストップ高、ROXXが大幅反発
<7361> HCH 1904 +3
もみ合い。SNS時代の個人投資家向けメディア「ティッカートーク」内で同社紹介記事が掲載され、14日に発表された決算内容や中期経営計画その他が紹介されている。ただ、記事内容でも、24年9月期通期の業績は、売上高が71.65億円(前期比+10.5%、計画比-8.0%)、EBITDAが7.59億円(前期比-7.3%、計画-9.5%)などと計画未達の状況を踏まえ、6ヶ年の中長期経営方針へリバイスしているとされていることなどから、株価への影響は限定的となっている。
<241A> ROXX 1405 +195
大幅反発。音声対話型AIキャリアアドバイザーを求職者向けに提供開始したことを発表し、好感されている。ノンデスクワーカー向け転職プラットフォーム『Zキャリア』のユーザーである求職者の一部を対象に、最新のRealtime APIを活用した音声対話型AIキャリアアドバイザーを提供開始した。求職者は24時間いつでもスマホで仕事探しの相談を開始し、希望条件に合った求人提案をスピーディーに受け取ることが可能となる。『Zキャリア』の累計登録者数は、24年7月末時点で36万人を突破している。
<4051> GMO-FG 7510 +1000
ストップ高。18日の取引終了後に自社株買いを実施することを発表し、好材料視されている。取得し得る株式総数の上限は74,000株(自己株式を除く発行済株式総数の0.88%)、または5億円としている。取得期間は2024年11月19日から2024年12月30日まで、取得方法は東京証券取引所における市場買付としている。自社株買いの理由は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするため、また株主還元の一環としている。
<3967> エルテス 659 +100
ストップ高。18日の取引終了後に創業20周年記念株主優待の実施を発表し、好材料視されている。25年2月末日を基準日として、保有株式数800株以上の株主にQUOカード20,000円分を贈呈する。保有期間の定めは無しとしている。創業20周年記念株主優待は今回限りだが、今後も株主への利益還元を重要な課題と位置づけ、配当、株主優待、自社株買いなどの株主還元施策を継続的に検討するとしている。
<1444> ニッソウ 2850 +4
続伸。マレーシアのコングロマリットOSK Holdings Berhadと、不動産事業において包括的に業務提携することを基本合意したことを発表し、これを好感した買いが先行している。この基本合意書の締結により、OSKがマレーシアとオーストラリアで開発を進めている不動産物件を同社グループが日本で紹介することができるようになるほか、OSKは複数業種にまたがるコングロマリットであり、不動産関連事業以外も活発であるため、アジアを中心とした国際ビジネスのさらなる拡大が期待できる。
<4576> DWTI 97 +30
ストップ高。18日の取引終了後に、緑内障治療剤「H-1337」の米国後期第II相臨床試験に関するトップラインデータ結果を発表し、好材料視されている。同試験において1日1回投与での有効性が示されたほか、安全性についても結膜充血が発現したがほとんどが軽微で、投薬中止には至らなかった。同社は、これらの結果を踏まえ、第III相臨床試験へ進められると考えているという。単剤としてだけではなく将来的には配合剤として拡大できる可能性もあり、「H-1337」の市場性が期待されている。
《ST》
株探ニュース