ジャムコは急反落、23年3月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感強まる
ジャムコ<7408>は急反落している。8日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を20億8000万円から27億8000万円(前期31億7400万円の赤字)へ、最終利益を8億7000万円から21億6000万円(同40億8100万円の赤字)へ上方修正したが、株価は好決算期待から10月以降急上昇していただけに、目先の材料出尽くしとみた売りが出ているようだ。
航空機内装品など製造関連・航空機シートなど製造関連において、ボーイング787型機向けの出荷再開や一部客室改修プログラムが計画より遅れたことなどを受けて、売上高は539億円から498億円(前期比27.4%増)へ下方修正した。一方で、運航機数増加に伴いエアライン向けのスペアパーツ販売が増加していることや為替レートが想定より円安に推移していることなどが利益を押し上げ、業務効率改善による原価低減策の効果も貢献する。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高170億4200万円(前年同期比7.8%減)、営業利益2億8100万円(前年同期5億1100万円の赤字)、最終利益6億5500万円(同4700万円の赤字)だった。
株探ニュース