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イオン北海道 株価材料ニュース

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<動意株・3日>(大引け)=伊藤忠、ナノMRNA、イオン北海道など

材料
2024年4月3日 15時02分

伊藤忠商事<8001>=後場急伸。午後1時ごろ、経営方針と2024年度経営計画を発表。これを評価した買いが入っている。投資を通じた着実な収益成長に加え、企業ブランド価値の向上、株主還元拡大の3本柱で企業価値の持続的な向上を目指す。24年度に連結純利益8800億円、総還元性向50%をメド(1株当たり配当200円下限、自社株取得約1500億円)とする目標を掲げたほか、1兆円を上限に成長投資を実施していく方針を示した。

NANO MRNA<4571>=ストップ高。ナノ医療イノベーションセンター(川崎市川崎区、以下iCONM)がこの日、「裸のmRNA」からなる安全な新型コロナウイルスワクチンの開発に成功したと発表。同研究がiCONM内田ラボのグループを中心に東京都医学総合研究所、東京医科歯科大学、杏林大学及びナノMRNAなどと進めた共同研究であるとしていることが好材料視されている。iCONMの発表によると、現在使われているmRNAワクチンは脂質性ナノ粒子(LNP)などの殻でくるまれて投与されており、そのLNPが副次的有害事象を発生させている可能性が高いと指摘。同研究ではmRNAを殻で保護しない「裸のmRNA」からなるワクチンにより、全身性の副作用を伴わず強力な免疫を誘導できることを世界で初めて実証したとしており、26年中の臨床試験入りを目指し開発を進めているとしている。

イオン北海道<7512>=上値指向強め年初来高値更新。2日取引終了後、食品スーパー大手の西友(東京都武蔵野市)が運営する北海道地域のGMS(総合スーパー)事業を170億円で取得すると発表。これが買い手掛かりとなっている。西友との間で吸収分割契約を締結し、札幌市内にある9店舗を承継する。北海道事業の売上高は261億1600万円(22年12月期)。吸収分割の効力発生日は10月1日の予定。次世代半導体工場の千歳進出を契機とした経済波及効果が期待される一方、全国を上回るスピードで人口減少や高齢化が進む北海道において競争力の維持・向上を図る狙いがある。

FOOD & LIFE COMPANIES<3563>=大幅高で続伸。同社が2日発表した「スシロー」の月次情報によると、3月の国内での既存店売上高は前年同月比19.3%増と増収基調を続け、伸び率は昨年12月(25.4%増)に次ぐ水準となった。堅調な業況を評価した買いが集まったようだ。既存店売上高が前年同月を上回るのは昨年7月以降、9カ月連続となる。3月の既存店客数は同16.2%増と伸び率は昨年12月(25.2%増)以来の高水準。客単価は同2.7%増と、伸び率は今年1月(4.7%増)以来の高さとなった。全店売上高は同20.6%増となった。

カプコン<9697>=反発。2日の取引終了後、シリーズ最新作となる「ドラゴンズドグマ2」の販売本数が、全世界で250万本を突破したと発表しており、好材料視されている。「ドラゴンズドグマ」シリーズは、剣や魔法が登場する王道ファンタジーの世界で自由な冒険が楽しめる、オープンワールドアクションゲーム。12年に第1作を発売して以降、自ら行動する従者「ポーン」たちとともに冒険するゲーム体験がグローバルで好評を博し、シリーズ累計でも販売本数1000万本を突破したという。

ACSL<6232>=3日ぶり大きく切り返す展開。ドローンの専業メーカーで開発から販売までを手掛ける。画像処理技術を駆使した自動飛行に強みを有しており、屋内の自動飛行に傾注している。そうしたなか、2日取引終了後にドローンメーカーとして初めて一般社団法人日本防衛装備工業会の正会員として承認されたことを発表、これを材料視する買いを引き寄せた。ドローンは物流の「2024年問題」が取り沙汰されるなか、物流インフラを支えるキーテクノロジーとしても注目されており、株式市場で同社の存在感を高める背景ともなっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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