ゼンショHDは900円超の大幅高演じる、今期営業利益大幅増額で前期比2.3倍に
ゼンショーホールディングス<7550>が急騰、900円を超える上昇で一気に8900円台まで上値を伸ばし、今月2日につけた上場来高値8276円を大幅更新した。外食産業のトップでM&A戦略にも長じ、業容拡大路線をまい進している。牛丼店「すき家」が収益の主柱を担っているが、脱コロナで客足が戻り会社側想定を上回る利益を確保しているほか、回転寿司も国内外で好調、ファミレスも高単価商品の寄与で業績押し上げ効果をもたらしている。前週末10日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の400億9000万円から510億円(前期比2.3倍)に大幅増額した。また、株主還元にも抜かりなく、今期年間配当は従来計画の40円に10円上乗せの50円(前期実績は24円)とすることを発表している。株価は好決算を評価する大口の買いが流入した。
株探ニュース