ワークマンが反落、今期最終5%増益予想も過去最高益に届かず
ワークマン<7564>が反落した。8日の取引終了後、23年3月期の単体決算発表にあわせ、24年3月期の業績予想を開示し、今期の最終利益が前期比5.4%増の175億6300万円となる見通しを示した。だが、前期の決算が最終減益となったうえ、今期の最終利益は22年3月期の過去最高益の水準に届かず、買い向かう姿勢は限られた。株価は前日に上昇をしていたこともあって、利益確定目的の売りが優勢となったようだ。
営業総収入は同6.5%増の1365億7600万円を計画する。今期の期末店舗数は1015店舗(前期末は981店舗)を予定。チェーン全店売上高は同6.5%増、既存店売上高は同2.0%増を見込む。想定為替レートは1ドル=132円に設定した。仕入れ計画の約50%に関しては1ドル=129円50銭で為替予約を済ませたという。ワークマンプラスは地方都市での出店を強化するほか、一般向けの店舗展開として都市型ショッピングセンターへの出店も加速する。
23年3月期の決算は、営業総収入が前の期比10.3%増の1282億8900万円、最終利益が同9.0%減の166億5600万円だった。
株探ニュース