サイゼリヤがS高、14年ぶり最終最高益見通しでポジティブ・サプライズ
サイゼリヤ<7581>がストップ高の水準となる前営業日比700円高の5530円に買われ、新値街道に突入した。11日の取引終了後、23年8月期の連結決算発表にあわせ、24年8月期の業績予想を開示し、最終利益が前期比59.1%増の82億円になる見通しを示した。14年ぶりの最高益を見込む。前期の業績が計画を上振れて着地したこともあって、投資家にポジティブ・サプライズをもたらしたようだ。
24年8月期の売上高は同15.1%増の2110億円、営業利益は同81.4%増の131億円を見込む。国内店舗数は8店舗の純減を計画する一方で、海外では50店舗の純増を予定。アジアでの営業利益は109億円となる見通し。
23年8月期の売上高は前の期比27.0%増の1832億4400万円、最終利益は同8.9%減の51億5400万円だった。海外での売り上げが順調に推移するなか、販管費比率が低下し利益を下支えした。
株探ニュース