サイゼリヤは7日ぶり急反落、値上げ姿勢示さず国内事業の収益悪化を警戒
サイゼリヤ<7581>は7日ぶりに急反落した。10日の取引終了後に発表した24年8月期第2四半期累計(23年9月~24年2月)の売上高は、前年同期24.8%増の1046億3400万円、最終利益は同4.3倍の25億5400万円となった。2月29日に修正して公表した中間期の業績予想に対し、売上高と最終利益はともにやや上振れて着地した。アジアなど海外事業が好調に推移し、国内事業は営業黒字を確保した。一方、決算開示にあわせて値上げに関する発表はなく、外国為替市場では一時1ドル=153円台へと急激なドル高・円安が進んだこともあって、国内事業の今後の収益性を警戒した投資家の売りを促したようだ。
株探ニュース