マックハウスはS安、親会社のチヨダが全保有株を投資ファンドに売却へ
マックハウス<7603>はストップ安の水準となる前営業日比80円安の254円に売られ、2002年以来の安値圏に沈んだ。前週末11日の取引終了後、ジーエフホールディングス(東京都港区)などが出資する投資ファンドがマックハウスに対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付予定数の下限は938万9880株(所有割合60.73%)で、上限は1005万株。マックハウス株式を60.73%保有するチヨダ<8185>は全株式を応募する契約をジーエフホールディングスと締結している。マックハウスの上場は維持される予定だが、買付価格は1株32円と前日終値334円を大幅に下回るディスカウントTOBとなっている。加えて、マックハウスが同時に発表した25年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算は売上高が前年同期比19.4%減の65億6100万円、最終損益が5億8100万円の赤字(前年同期は4億9500万円の赤字)と業績は低迷している。ファンドによる取得価格を踏まえた株価の調整余地が意識され、売りが膨らんだようだ。買付期間は10月15日から11月12日までとする。
株探ニュース