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本日の注目個別銘柄:GFA、エイチーム、東京ベースなど

材料
2024年12月4日 15時52分

<9983> ファーストリテ 52930 +1240

大幅続伸。前日に11月の月次動向を発表。既存店売上高は前年同月比12.2%増となり、前月の同7.5%減から2カ月ぶりにプラス回復となった。客数が同7.2%増加したほか、客単価も同4.7%上昇した。気温が低下して冬物商品の販売が好調だったほか、40周年感謝祭やコラボ商品の販売なども好調でだった。ただ、前年の暖冬の影響が一巡したことで、衣料品各社の11月販売は総じて好調、インパクトは限定的。

<8783> GFA 305 +45

急伸。子会社であるGFA Capitalにおいて、ビットコインを中心とした暗号資産に投資を行い、売買を通じて収益を目指すディーリング事業を開始することを決定したと発表。証券業の免許取得、子会社の人員体制なども拡充されてきたことが参入の背景。実際の本格運用に関しては25年1月以降を予定しているもよう。暗号資産価格の上昇基調が強まる中、収益寄与を期待する動きが先行する形に。

<6332> 月島HD 1461 -49

大幅反落。522万8600株の売出、並びに、78万4200株を上限とするオーバーアロットメントによる売出の実施を発表。売出人は大同生命や太陽生命など大株主の5社。売出価格は12月11日から17日の間に決定する。一方、売出に伴う需給への影響緩和の観点から、発行済み株式数の2.7%に当たる120万株、18億円を上限とする自社株買いを実施すると発表。取得期間は25年1月9日から26年1月8日まで。

<8057> 内田洋行 6550 -400

大幅安。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は15.4億円で前年同期比48.6%減となっている。インボイス制度に対応するためのシステム改修案件の集中、教育ICTでの大型案件の反動、ベースアップなどが大幅減益の背景。会社側では、期初想定通りの進捗とし、第2四半期以降は挽回が想定されることで、通期計画100億円、前期比7.0%増を据え置いているが、下振れへの警戒感が先行している状況。

<6804> ホシデン 2205 -204

大幅反落。2031年満期ユーロ円CB100億円の発行を発表している。調達資金は設備投資資金やベトナム新工場建設資金、自社株買い資金に充当を予定。自社株買いは本日の立会外取引で実施のもよう。転換価額は2770円で前日終値比14.99%のアップ率。発行済み株式数に対する潜在株の比率は6.92%になる見込みで、潜在的な希薄化を懸念する動きが先行している。

<7721> 東京計器 3650 +295

大幅続伸。大和証券では中小型防衛関連銘柄のレポートをリリース、同社の投資判断は日アビオと同様に新規に「2」としており、目標株価は4100円に設定。中小型防衛関連各社は、これまで防衛事業は厳しい収益だったが、防衛予算拡大を背景に今後は受注高や収益拡大が見込めると分析。同社は航空機向けレーダー警戒装置、艦船に使われる慣性航法装置などが主力製品で、受注増加に加えて受注案件の採算も改善していると評価。

<2432> ディーエヌエー 2501.5 +64

大幅高で年初来高値更新。フィギュア製造大手で、「ねんどろいど」シリーズなどが代表作のグッドスマイルカンパニーと共同出資会社「ディー・スマイル」を設立したと発表している。横浜DeNAベイスターズや川崎ブレイブサンダースといったプロスポーツチームのグッズや、同社が知的財産を持つマンガやアニメ、ゲームのグッズなどを企画・製造していくもよう。事業領域の広がりなど期待される展開に。

<3415> 東京ベース 312 +26

前日比変わらずを挟んで大幅続伸。前日に11月の月次動向を発表しており、買い材料視される展開になっているもよう。既存店売上高は前年同月比10.7%増となり、7カ月ぶりのプラス成長に回復している。日本が同11.3%増となったほか、海外も同2.7%増となっている。国内実店舗販売は、重衣料アウターが前年の反動もあって好調に推移のもようであり、月間売上高において過去最高を更新しているようだ。

<3662> エイチーム 860 +103

急伸。前日は株主優待制度の新設発表を受け、後場から急伸してストップ高となったが、本日も一段の上値追いの動きとなっている。1月末、7月末の500株以上の株主が対象となり、クオカード10000円分を贈呈するもよう。一昨日終値をベースにすると、500株保有株主の優待利回りは6.1%の水準となる。なお、会社側では28年度までの中期計画において、総還元性向の平均は100%以上ともしている。

<7453> 良品計画 3373 +223

大幅続伸。前日に11月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比19.2%増となり、10カ月連続のプラス成長、4カ月連続での2ケタ成長となっている。順調な販売拡大を評価する動きが優勢に。客数が同7.1%増加したほか、客単価も同11.3%上昇している。分野別では、生活雑貨の高い成長が継続したほか、衣服も増収率が高まる形になっている。9-11月期の既存店増収率は前年同月比17.6%増に。

《ST》

提供:フィスコ

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