東京計器が急反発、円安効果などで25年3月期利益予想を上方修正
東京計器<7721>が急反発している。前週末7日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を41億円から45億7000万円(前期比65.1%増)へ、純利益を30億9000万円から34億円(同49.4%増)へ上方修正したことが好感されている。
売上高は防衛・通信機器事業で調達部品の納入遅れの影響が発生することに加え、農業機械向け機器の販売が低調に推移していることで583億円から574億円(同21.7%増)へ下方修正したが、船舶港湾機器事業で円安効果が期待できるのをはじめとして、流体機器事業や鉄道機器事業も利益上振れが見込まれることが要因としている。
なお、同時に発表した第3四半期累計(24年4~12月)決算は、売上高342億4100万円(前年同期比11.5%増)、営業利益10億5400万円(同6.3倍)、純利益9億3200万円(同7.9倍)だった。
株探ニュース