HOYAが大幅反落、システム障害の長期化で警戒感強まる
HOYA<7741>が大幅反落した。4日の取引終了後、同社グループ本社と複数の事業部で発生したシステム障害の同日時点での状況について公表した。同社は3月30日未明にシステム障害が発生したと1日に発表し、早期復旧に取り組むとしていたが、4日時点で複数の製品について生産工場内のシステムや受注システムが停止している状況だと明らかにした。また、機密情報や個人情報の外部流出の可能性については現在、調査を進めているとし、「解析には相当の日数を要する見込み」としている。眼鏡チェーン店ではHOYAのレンズが入荷できず、販売活動に支障が出ているとも伝わっている。システム障害の長期化による事業活動の停滞と、業績への悪影響を警戒した売りが膨らんだようだ。HOYAは業績への影響について、現時点では不明だとしている。
株探ニュース