新興市場銘柄ダイジェスト:クラウドW、HENNGEがストップ高
<4884> クリングル 593 -150
ストップ安。脊髄損傷急性期患者に対して組換えヒトHGFタンパク質製剤(KP-100IT)を投与する第3相臨床試験の速報結果について、主要評価項目で統計学的有意差が認められなかったと発表している。想定より損傷の激しい高エネルギー外傷の患者が多く登録され、有意差が得られなかった可能性があるという。また、24年9月期第1四半期(23年10-12月)の営業損益は1.68億円の赤字(前年同期実績1.57億円の赤字)で着地した。
<4487> スペースマーケッ 427 +80
ストップ高。24年12月期の営業損益予想を前期比67.2%増の1.70億円の黒字と発表している。プロダクトの洗練やマーケティング活動などの成長投資を実施しつつ、固定費のコントロールで営業利益が増加する収益構造の実現を目指す。23年12月期の営業損益は1.01億円の黒字(前期実績1.14億円の赤字)で着地した。利用スペース数などが堅調に増加し、会社計画(0.11億円の黒字)を大幅に超過達成した。
<3900> クラウドW 1692 +300
ストップ高。24年9月期第1四半期(23年10-12月)の営業利益を前年同期比53.6%増の3.46億円と発表している。企業のIT人材の獲得競争激化を背景に主力のマッチング事業で流通取引総額が26.1%増の67.75億円に伸びた。ビジネス向けSaaS事業のセグメント損失が縮小したことも利益を押し上げる要因になった。通期予想は前期比10.1%増の12.70億円で据え置いた。進捗率は27.2%。
<4475> HENNGE 1463 +300
ストップ高を付け、昨年来高値を更新している。24年9月期第1四半期(23年10-12月)の営業利益を前年同期比309.4%増の3.85億円と発表している。販売パートナーとの連携強化を目的としたイベントや顧客獲得のための共同イベントなどを実施した結果、主力のクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」が伸長し、大幅増益を牽引した。通期予想は前期比33.5%増の9.45億円で据え置いた。進捗率は40.7%に達している。
<2173> 博展 1047 +150
ストップ高。23年12月期の営業利益予想を従来の6.90億円から10.27億円(前期実績7.39億円)に上方修正している。追加受注による案件単価の上昇と外注費の抑制などによるコスト管理の結果、利益が上振れる見込みとなった。特に複数の大型案件の利益率改善効果が高かったという。併せて期末配当予想を従来の20.00円から27.00円(前期末実績10.00円)に増額修正している。
<7792> コラントッテ 945 +125
大幅に続伸。24年9月期の営業利益予想を従来の10.60億円から12.50億円(前期実績10.17億円)に上方修正している。新製品の市場投入やクリスマスなどのギフト需要への施策やキャンペーン施策を受け、インバウンドの増加などが想定以上に好調に推移しているため。また、テレビCMやイベントの開催などでブランド認知度が向上し、国内の自社サイトやECモールの自社店舗、直営店も好調に推移しているという。
《ST》
株探ニュース