ウェーブロックホールディングス---1Qは増収、アドバンストテクノロジー事業が2ケタの増収に
ウェーブロックホールディングス<7940>は31日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.0%増の64.99億円、営業利益は同57.4%減の2.14億円、経常利益は同18.1%減の4.27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同5.0%減の2.91億円となった。
マテリアルソリューション事業の売上高は前年同期比2.5%増の50.08億円、セグメント利益は同44.9%減の3.91億円となった。ビルディングソリューションおよびインダストリアルソリューション分野において、原材料価格およびユーティリティコスト上昇分の販売価格への転嫁を前年度より継続して行ったものの、汎用ターポリンおよび防煙垂壁用高透明不燃シート等の販売が低調に推移した。パッケージングソリューション分野においては、原材料価格およびエネルギーコストの上昇分の販売価格への転嫁に引き続き注力した。また、生産体制を強化し生産性を向上させた結果、販売数量が増加した。アグリソリューション分野においては、遮光網および土壌改良剤等が堅調に推移した。リビングソリューション分野においては、サッシーメーカー向けの販売は低調だったものの、ホームセンター向けの販売は関東圏を中心に堅調に推移した。
アドバンストテクノロジー事業の売上高は同20.3%増の14.96億円、セグメント損失は0.14億円(前年同期は0.44億円の損失)となった。デコレーション&ディスプレー分野において、フィルム販売について、高透明多層フィルムは、センターインフォメーションディスプレーおよびヘッドアップディスプレー用途で新規車種への採用内定数が増加したものの、採用車種のモデルエンド等の影響により落ち込んだ。一方、金属調加飾フィルムは、北米、中国市場が回復傾向にあることや、インド、東南アジア市場でのエンブレム向けは好調に推移した。また、成形加工品販売については、採用が内定していたEV車向けエンブレムの一部が量産に移行したことや、生産停止していた国内自動車メーカーの生産が復調傾向にあること等により、堅調に推移した。
2025年3月期通期については、売上高が前期比8.2%増の255.00億円、営業利益が同8.4%増の4.20億円、経常利益が同2.4%減の6.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.6%減の4.40億円とする期初計画を据え置いている。
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株探ニュース