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ウェーブロックHD---2Qは増収、アドバンストテクノロジー事業は成長分野である自動車向け販売が順調に成長し増収増益

材料
2024年11月1日 15時06分

ウェーブロックホールディングス<7940>は31日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比9.3%増の128.71億円、営業利益は同39.3%減の2.89億円、経常利益は同5.3%減の6.04億円、親会社株主に帰属する中間純利益は同5.5%減の4.03億円となった。

マテリアルソリューション事業の売上高は前年同期比6.7%増の96.61億円、セグメント利益は同33.3%減の5.56億円となった。ビルディングソリューションおよびインダストリアルソリューション分野において、原材料価格およびユーティリティコスト上昇分等について販売価格への転嫁を行った。また、仮設ターポリン、衣料および被覆資材等の販売が堅調に推移した。パッケージングソリューション分野においては、原材料価格およびユーティリティコストの上昇分の販売価格への転嫁に引き続き注力した。また、生産体制を強化し生産性を向上させた結果、販売数量が増加した。アグリソリューション分野においては、猛暑の影響により遮光網等が堅調に推移し、また、土壌改良材等についても好調に推移した。リビングソリューション分野においては、ホームセンターやサッシーメーカー向け防虫網の販売は低調だったものの、園芸用品については堅調に推移した。

アドバンストテクノロジー事業の売上高は同18.6%増の32.26億円、セグメント利益は0.49億円(前年同期は0.36億円の損失)となった。デコレーション&ディスプレー分野において、高透明多層フィルムは、大型車載ディスプレー等に採用されたものの、採用車種の一部でモデルエンド等の影響により販売が落ち込んだ。一方、金属調加飾フィルムは、前期苦戦した中国市場において、複数車種のエンブレムに採用されたことや、インド、東南アジア市場における新規エンブレム用途が好調に推移した。また、成形加工品販売においては、北米向けで採用が内定していた複数の車載エンブレムの案件が量産に移行したことや、生産停止していた国内自動車メーカーの生産が復調したこと等により、堅調に推移した。

2025年3月期通期については、売上高が前期比8.2%増の255.00億円、営業利益が同8.4%増の4.20億円、経常利益が同2.4%減の6.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.6%減の4.40億円とする期初計画を据え置いている。

《AK》

提供:フィスコ

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