コクヨが大幅反落、24年12月期営業利益予想を一転減益へ下方修正
コクヨ<7984>が大幅反落している。28日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を3550億円から3380億円(前期比2.8%増)へ、営業利益を245億円から215億円(同9.8%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
中国の市況悪化に伴い、オフィス家具などファニチャー事業で案件の減少や縮小、後ろ倒しなどが発生したほか、ステーショナリー事業で付加価値消費財に対する需要減退の影響を受けたことが響くという。なお、純利益214億円(前期比12.2%増)は、政策保有株式の売却などで従来見通しを据え置いている。
同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高2515億4900万円(前年同期比1.1%増)、営業利益175億1000万円(同11.0%減)、純利益163億7400万円(同10.1%増)だった。ファニチャー事業でオフィス移転案件やリニューアル案件の獲得が進捗し増収となったが、事業領域拡大のための積極的な戦略経費支出などを行ったことで販管費が膨らんだ。
株探ニュース