ビプロジーがS安ウリ気配、今期経常4%増益計画に物足りなさを意識
BIPROGY<8056>がストップ安の水準となる前営業日比700円安の3898円でウリ気配となっている。4月30日の取引終了後に24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示した。今期の経常利益は前期比3.9%増の355億円を見込む。また、前期の期末配当予想を5円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期と横ばいの100円とした。経常利益は前期に続き過去最高を見込むものの、今期の増益率は前期(13.9%)から鈍化する格好となっており、物足りないと受け止めた投資家の売りが膨らんだようだ。
今期の売上収益は前期比4.0%増の3850億円を見込む。同社は今後3カ年の中期経営計画も公表した。最終年度となる27年3月期に売上収益4200億円、調整後営業利益率11.0%に伸ばす目標。配当性向の目標は40%以上(24年3月期実績は39.8%)とした。
株探ニュース