ラオックスやコメ兵HDが高い、春節での訪日中国人観光客の回復に期待膨らむ
ラオックスホールディングス<8202>やコメ兵ホールディングス<2780>が高い。日本政府観光局が17日の取引終了後に発表した2023年12月の訪日外客数(推計)は273万4000人となった。新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年12月との比較で8.2%増加した。中国からの訪日外客数は19年12月比で56.0%減と、依然としてコロナ禍前の水準を下回った状況が続いているものの、19年同月との比較で下落率は11月(65.6%)から縮小するなど回復基調をみせた。更に、中国では2月10日から17日までの春節(旧正月)の大型連休前後の40日間で、延べ90億人が移動するとする当局による推計も伝わっている。海外旅行先としては東南アジアや日本、韓国などが人気とも報じられており、ラオックスなどには中国人観光客による消費活動の更なる回復による業績押し上げ効果への思惑から買いが入ったようだ。HANATOUR JAPAN<6561>、マツキヨココカラ&カンパニー<3088>、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>も堅調に推移している。
株探ニュース