エンチョーが一時15%高、21年3月期は経常6倍増益で5円増配見通し
エンチョー<8208>が3連騰。株価は一時前日比14.9%高の1540円と急騰し、約2カ月ぶりに年初来高値を更新した。ただその後は利益確定売りに押されている。23日の取引終了後、未定としていた21年3月期の連結業績予想を発表。売上高375億円(前期比1.3%増)、経常利益7億円(同6.2倍)に拡大する見通しとなり、これが好材料視された。
上期にホームセンターを中心に巣ごもり消費の拡大による特需が発生したことに加え、チラシ・集客イベントの自粛、営業時間短縮や休業などで販管費が減少したことが業績を押し上げる。なお、下期は平常時に戻る仮定で業績予想を算出しており、経常利益は上期計画の7億1000万円を下回る設定としている。好調な業績動向を踏まえ、今期の年間配当は20円(前期は15円)実施する方針としており、これも好感されている。
最終更新日:2020年09月24日 09時48分
株探ニュース