ユーグレナが丸井Gなど資本・業務提携、22年12月期EBITDAは計画上振れで着地へ
ユーグレナ<2931>はこの日の取引時間終了後、丸井グループ<8252>とロート製薬<4527>との資本・業務提携を締結することを決めたと発表した。第三者割当増資として普通株式320万8500株を1株935円で発行し、丸井Gに213万9000株、ロートに106万9500株を割り当てる。
あわせて、マツダ<7261>と第一生命ホールディングス<8750>傘下の第一生命保険を割当先とする新株予約権付社債を発行する。手取り概算で合計約77億6500万円を調達し、バイオ燃料を製造する商業プラントの建設関連資金や、ヘルスケア事業及びサステナビリティ―関連領域での成長に向けた投資資金に充てる。バイオ燃料の供給拡大や環境負荷低減の取り組みなどで4社と協業を進める。
同時にユーグレナは22年12月期の連結決算について、売上高は従来の見通しの440億円前後の水準で着地する一方、調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前損益)に関しては予想値(21億円)を25%以上上回る水準で着地する見込みだと発表した。連結子会社化したQ-Partnersやキューサイグループの連結業績に寄与した期間が、前の期は6カ月間だったが、22年12月期は12カ月に拡大した。
更に、キューサイグループの連結時に棚卸資産に計上した含み益の費用化処理の影響額が大幅に減少したことなどを主因とし、非開示だった営業損益と経常損益、最終損益は21年12月期(15カ月の変則決算)を12カ月に換算した金額と比べ、30%以上損失額が縮小する見込みとした。
株探ニュース