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フォーバル Research Memo(6):2025年3月期は、売上高67,000百万円を予想

特集
2025年3月28日 12時06分

■今後の見通し

フォーバル<8275>の2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.5%増の67,000百万円、営業利益が同11.3%増の3,600百万円、経常利益が同7.0%増の3,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.4%増の2,100百万円と、期初予想どおり売上高・各利益ともに増収増益を見込んでいる。

フォーバルビジネスグループでは、可視化伴走型経営支援サービスアドバイザーの第一人者として確固たる地位を確立することに注力する。「F-Japan構想」を推進し、全国各地において産官学の協力によるGDXアドバイザーの創造、GDXアドバイザー向けの新たな貸出ビジネスの創造、中小企業経営のための情報分析プラットフォーム「きづなPARK」の質的・量的拡充、中小企業に対するスコアリングの実現など、事業基盤の強化に取り組むのが基本方針である。フォーバルテレコムビジネスグループでは、電力サービスでの契約数及び顧客への容量拠出金(安定した電力供給の確保を目的とした「容量市場」に基づく拠出金)の請求により増収を見込む。総合環境コンサルティングビジネスグループでは、企業向けの自家用太陽光発電システムの需要復調やLED工場の生産性向上・仕入れ工夫などに引き続き取り組み、成長基調を継続する。人的資本経営は、子会社アイテックの人材事業を中心にオーガニックに成長するとともに、期中に子会社化したタニタヘルスリンクやエフピーステージも加わり(売上規模で約17億円)、成長と収益への貢献が期待できる。

外部環境においては、中小企業のDX投資が堅調であることに加え、全国的なIT人材不足などが継続しており、地方で産官学連携によるGDX・ESG支援を推進する同社には追い風である。フォーバルビジネスグループの自治体向け可視化伴走型経営支援サービスや子会社タニタヘルスリンクなど自治体向け中心の事業が増加する進行期は、期末に業績が計上される自治体向け事業の特性を反映して、第4四半期に好業績が期待できる。通期の業績予想に対する第3四半期の進捗率は売上高で77.5%(前年同期は72.4%)、営業利益で65.1%(同59.1%)と、いずれも前期を上回る。弊社では2025年3月期の全社業績目標は十分達成可能であり、むしろ上振れの可能性が高いと考えている。

■株主還元策

同社は、配当による株主への利益還元を重要な経営課題の1つとして認識している。今後の事業計画や財務状況など、中長期的観点から内部留保と安定した成果配分、双方のバランスに配慮して配当金を決定する方針であり、配当性向は公約していない。同社は、安定的な利益成長を背景に増配を続けており、過去10期の配当金は増配または同額、配当性向はおおよそ30%以上である。2025年3月期は、配当金30.00円(前期比2.00円増配)、配当性向37.4%を予想する。

また同社では、株主への感謝と、同社株式の投資魅力を高めて株主を増やすことを目的に、株主優待制度を設けている。毎年9月30日現在で1単元(100株)以上を保有する株主に電子マネーギフト2,000ポイント(2,000円相当)を贈呈しており、株主から好評を得ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《HN》

提供:フィスコ

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