日産東HDが続落、1209万4800株の売り出しなど発表で需給悪化を警戒
日産東京販売ホールディングス<8291>が続落している。4日の取引終了後、既存株主を売り出し人とする1209万4800株の売り出しと181万4200株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表しており、短期的な需給悪化への警戒感が働いているようだ。政策保有株式見直しの動きが進むなか、コーポレートガバナンスを更に強固にするほか、投資家層の多様化及び市場流動性向上を図り、認知度向上により顧客基盤の拡大につなげるのが狙い。売出価格は12月18日~20日のいずれかの日に決定する。
同時に、上限を700万株(発行済み株数の10.51%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は12月6日から17日までで、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けで取得する。資本効率の向上を図るとともに、将来の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、また、株式の売り出しに伴う株式需給への影響を緩和することが目的としている。
株探ニュース