新生銀、前期最終を32%上方修正、未定だった配当は2円増配
8303SBI新生銀行【連結】
業績修正PDF
新生銀行 <8303> が5月6日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結最終利益を従来予想の340億円→450億円(前の期は455億円)に32.4%上方修正し、減益率が25.4%減→1.3%減に縮小する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の206億円→316億円(前年同期は174億円)に53.2%増額し、増益率が18.7%増→81.8%増に拡大する計算になる。
業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は12円(前の期は10円)実施する方針とした。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当行は、2021年3月24日付ニュースリリース「台湾の日盛金控に対する公開買付けへの応募に関するお知らせ」...
会社側からの【修正の理由】
当行は、2021年3月24日付ニュースリリース「台湾の日盛金控に対する公開買付けへの応募に関するお知らせ」にて発表の通り、連結子会社を通じて保有している日盛金融控股股●(にんべんに分)有限公司(Jih Sun Financial Holding Co., Ltd.)の株式について、富邦金融控股股●(にんべんに分)有限公司(Fubon Financial Holding Co., Ltd.)が実施する公開買付けに応募いたしました。2021年3月30日付で株式譲渡及び売却代金の決済が完了したことにより、2021年3月期の連結決算において約97億円(税金費用控除後)の売却益(特別利益)を計上する見込みです。なお、2021年3月24日発表の売却益見込み額約75億円との差異は、為替レートの変動等によるものです。この影響に加え、新型コロナウイルス感染症の影響および抑制的な経費運営による営業経費の減少、連結子会社の株式会社新生フィナンシャルにおける債権の質の良化等による与信関連費用の減少もあり、上表のとおり業績予想数値を修正するものです。また個別業績予想数値については、営業経費の減少に加え、上記の株式売却に伴う繰延税金資産の回収可能性の見直しにより税金費用が減少すること等を踏まえて、上記のとおり修正するものです。
当行は、配当を含む株主還元政策について、その時点の経営状況や市場動向等に鑑みて適時適切に決定しているため、2021年3月期の配当予想は未定としておりましたが、今回上方修正した2021年3月期連結業績予想等を総合的に勘案し、期末配当予想を1株あたり12円といたしました。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 20.10-03 | ー | ー | ー | 20,684 | 96.1 | - | 2021-01-29 |
連結 |
| 新 20.10-03 | ー | ー | ー | 31,684 | 142.0 | 12 | 2021-05-06 |
連結 |
| 修正率 | - | - | - | +53.2 | +47.8 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2021.03 | ー | ー | ー | 34,000 | 37.6 | - | 2021-01-29 |
連結 |
| 新 2021.03 | ー | ー | ー | 45,000 | 48.0 | 2.86 | 2021-05-06 |
連結 |
| 修正率 | - | - | - | +32.4 | +27.7 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 19.10-03 | 202,036 | ー | 19,285 | 17,427 | 72.9 | 10 | 2020-05-13 |
連結 |
| 予 20.10-03 | ー | ー | ー | 31,684 | 142.0 | 12 | 2021-05-06 |
連結 |
| 前年同期比 | - | - | - | +81.8 | +94.8 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019.03 | 372,243 | ー | 55,397 | 52,319 | 50.3 | 2.38 | 2019-05-15 |
連結 |
| 2020.03 | 399,503 | ー | 51,036 | 45,575 | 45.4 | 2.38 | 2020-05-13 |
連結 |
| 予 2021.03 | ー | ー | ー | 45,000 | 48.0 | 2.86 | 2021-05-06 |
連結 |
| 前期比 | - | - | - | -1.3 | +5.8 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。