三菱UFJが全般リスクオフ相場に逆行、日銀の政策修正への思惑が追い風に
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>は全般相場が大きくリスクオフに傾くなか強さを発揮し、昨年の大納会を引き継いで続伸と気を吐いている。日銀がイールドカーブ・コントロールの変動許容幅を広げたことで、大規模金融政策の修正に向けた思惑がくすぶっている。国内の長期金利が上昇傾向を強めれば、同社株をはじめメガバンクにとって運用環境の改善につながることから株価にはポジティブ材料となる。銀行株は配当利回りも高いことから、中長期スタンスの個人投資家資金の流入も観測されており、ハイテク株とは対照的に環境面で追い風が意識されている。
株探ニュース