八十二銀行が一時5%安、配当性向に注目した短期資金流入の反動で
長野県内で高いシェアを持つ地銀上位の八十二銀行<8359>が4日続落。この日の下落率は一時5%を超えた。11月後半に地銀株に上昇圧力が掛かり、同社株も急ピッチで上げ足を速めたが、このところの米長期金利の低下が金融セクターには逆風となっている。なかでも八十二銀行は4月、中期経営目標において、連結配当性向を40%以上とする方針を追加したことを背景に、株主還元姿勢が評価されていた。これに着目した短期資金が流入していた経緯があるようだ。その分、売り圧力が高まった格好となり、東証業種別株価指数の銀行業において、下落率で上位となっている。
一方、9月に八十二銀行と株式交換による経営統合に向け基本合意をした長野銀行<8521>は小高く推移している。
株探ニュース