北国FHDやちゅうぎんFが後場上げ幅拡大、「地銀がマイナス金利解除要望」と伝わる
北國フィナンシャルホールディングス<7381>やちゅうぎんフィナンシャルグループ<5832>が後場に上げ幅を拡大した。米ブルームバーグ通信がこの日、「日本銀行が地方銀行のトップに対して行った多角的レビューに関するヒアリングで、地銀側がマイナス金利政策の収益への悪影響を指摘し、改めて解除を要望していたことが分かった」と報じた。地銀株に対しては収益環境の改善を期待した資金が流入したようだ。七十七銀行<8341>、琉球銀行<8399>も高い。
報道によると、会合は11月16日に行われ、植田和男総裁ら日銀幹部と、第二地方銀行協会の熊谷俊行会長(京葉銀行頭取)ら第二地銀のトップが出席した。記事ではマイナス金利の撤廃を求める金融機関側の強い要望が、市場のマイナス金利観測を一段と強める可能性があるとしている。
最終更新日:2023年12月06日 14時58分
株探ニュース