栃木銀は大陽線形成で8%近い上昇、地銀株の中でも際立つ低PBRと値ごろ感に着目
栃木銀行<8550>が急反騰。大陽線を形成し8%近い上昇率で340円台まで水準を切り上げ、プライム市場の値上がり率上位10傑にランクインしている。つなぎ予算の成立を受け米政府機関の一部閉鎖が回避されたことで、東京市場は空売り筋の買い戻しが働き一気にリスク選好の流れに傾いた。そのなか、金利上昇局面が追い風となるメガバンクや地銀株への買いが目立ち、午前10時半現在で業種別値上がり率首位となっている。そのなか、同社株は300円台と株価に値ごろ感があるうえ、PBRが0.2倍近辺とひときわ割安圏に放置されていることで水準訂正狙いの買いが集中した。同行は栃木県で2番手に位置し中小企業や個人を顧客基盤としているが、堅実経営で知られている。東京・埼玉エリアにも進出しており、今後は地銀再編の思惑も株価の刺激材料となりそうだ。
株探ニュース