野村と大和が昨年来高値を更新、新NISA開始の恩恵期待で証券株に資金
野村ホールディングス<8604>と大和証券グループ本社<8601>がそろって昨年来高値を更新した。新NISAが1月にスタートした。大発会となる4日の東京株式市場で日経平均株価は前年末比で一時700円を超す下落となった後に急速に下げ渋り、175円安で終了。翌5日の日経平均は一時250円超の上昇となり、前年末の終値を上回って推移している。高配当利回り銘柄が頑強な動きをみせるなか、個人投資家による新規資金の流入が株式相場を押し上げているとの見方が広がっており、証券株には収益面でのポジティブな影響を見込んだ買いが入ったようだ。SBIホールディングス<8473>や東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>、アイザワ証券グループ<8708>、水戸証券<8622>も高く、東証の業種別指数で「証券、商品先物取引業」は上昇率トップとなっている。
株探ニュース