AクリエイトがS安ウリ気配、債務超過転落で処分売り優勢に
アドバンスクリエイト<8798>がストップ安の水準となる前営業日比100円安の468円でウリ気配となっている。前週末2月28日、開示を延期していた24年9月期の連結決算を発表。売上高は前の期比24.3%減の78億5600万円、最終損益は22億5000万円の赤字(前の期は24億3300万円の赤字)となった。監査法人より保険契約に関する将来手数料収入の現在価値(PV)計算の一部について、実態との乖離があったとの指摘を受け、過年度決算の訂正を行った。前期の売上高は計画を下回る水準で着地。保険代理店事業の収益性の低下に伴う減損損失の計上もあって、最終利益は黒字予想から一転、赤字となったほか、24年9月期末の時点で49億7300万円の債務超過となった。これを受け、処分売りが優勢となったようだ。同社は東証プライム市場での上場維持基準に適合しない状態となったことに伴い、同基準への適合に向けた計画を作成。財政状態の改善に向けた資本増強施策などの検討と実行が必須としたうえで、資本施策の具体化に向けた検討を進めており、決定次第速やかに公表するとした。25年9月期の業績予想は未定としている。
株探ニュース