明豊エンタが10%高と急反発、十字足示現後の大陽線でリバウンド妙味発現
明豊エンタープライズ<8927>が急反発。低位株の強みで個人投資家の参戦が活発となるなか、一時10%強の上昇で287円まで駆け上がった。トランプ米政権の関税政策の影響を受けない内需株であるとともに、グローバル経済の不確実性を背景に日銀の追加利上げが当面見送られるとの見方から、不動産セクターに投資資金が誘導されている。そのなか、PER6倍前後と割安感の強い同社株にも物色の矛先が向いている。投資用不動産の開発を手掛けるが、富裕層を対象に首都圏を主要エリアとして賃貸アパートの開発・販売を主力とし、業績は急拡大途上にある。株価は前日に全体相場暴落の影響でマドを開けて急落したものの長い十字足を形成し、売りと買いのバランスが拮抗していた。きょうは大陽線で切り返しており、上値抵抗ラインの75日移動平均線との下方カイ離解消が視野に入ってきた。
株探ニュース