富士急が大幅続落、21年3月期営業損益予想を赤字幅拡大へ下方修正
富士急行<9010>が大幅続落している。10日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を322億8000万円から300億3000万円(前期比42.6%減)へ、営業損益を23億9000万円の赤字から35億8000万円の赤字(前期44億9200万円の黒字)へ、最終損益を22億8000万円の赤字から29億8000万円の赤字(同15億8100万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
政府の観光復興支援策「Go To トラベルキャンペーン」が全国で一時停止されたことや、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言の再発出と首都圏1都3県を対象とする緊急事態宣言の期間延長などで、運輸、レジャー・サービスなどで利用客の回復が遅れていることが要因。また、業績予想の修正に伴い、従来6~10円を予定していた期末一括配当を6円にするとあわせて発表した。
株探ニュース