シーユーシーが急落し上場来安値更新、今期最終減益予想が失望売りを促す
シーユーシー<9158>が急落し、上場来安値を更新した。24日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示した。今期の売上収益は前期比29.9%増の429億円となる見込み。最終利益は同15.2%減の22億円と、計画を上振れして着地した前期の水準から減益を予想する。前期にあった米国子会社への貸付に関連する為替差益の影響を除外した調整後の最終利益は同5.6%増の22億円となる見通しも示したが、失望売りが膨らむ格好となった。
居宅訪問看護セグメントではコロナ関連サービスなどの売り上げの減少を予想するほか、米国事業の成長や事業間シナジーの創出に向けた一定程度の費用増を見込む。24年3月期の売上収益は計画を11億6200万円上回る330億2500万円(前の期比6.2%減)、最終利益が計画を5億6200万円上回る25億9500万円(同7.1%増)となった。米国でのクリニック運営企業を連結子会社化した影響に加え、米国子会社へのグループ内貸付に関する為替差益の発生などがあり、計画を上振れて着地した。
株探ニュース