エコシステムが続伸、原油スラッジの処理に関する特許が中国及びシンガポールで登録
日本エコシステム<9249>が続伸している。8日の取引終了後、同社が開発した原油スラッジの処理剤・処理方法・処理剤キットに関する特許が中国及びシンガポールで登録されたと発表しており、好材料視されている。
原油スラッジは、原油タンクやタンカー船槽の底に堆積している沈殿物のこと。タンクの開放点検やクリーニング作業などに合わせて排出され、産業廃棄物として処理がなされており、長年にわたり世界的な課題とされている。今回登録された特許は、原油スラッジに含まれる油分を分解するとともに、含まれる重金属を溶出させずに除去するフェライト金属化、有害な硫化水素を低減可能とする有用な原油スラッジ用処理剤、原油スラッジの処理方法、及び原油スラッジ用処理剤キットを提供するガス・水・廃棄物の複数視点で対応できる画期的な技術としており、既に日本、米国、インドで特許登録されている。なお、24年9月期業績への影響はないとしている。
株探ニュース