関通、上期経常を一転黒字に上方修正
9326関通【連結】
業績修正PDF
関通 <9326> [東証G] が9月12日大引け後(16:00)に業績修正を発表。26年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常損益を従来予想の1億0400万円の赤字→5200万円の黒字(前年同期は7800万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。
なお、通期の経常損益は従来予想の2億6000万円の黒字(前期は9200万円の赤字)を据え置いた。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
2025 年 4 月 11 日に公表いたしました「2025 年2月期 決算短信[日本基準](連結)」に記載...
会社側からの【修正の理由】
2025 年 4 月 11 日に公表いたしました「2025 年2月期 決算短信[日本基準](連結)」に記載いたしました業績予想に対して、第2四半期(累計)連結業績は売上高・営業利益・経常利益・親会社に帰属する中間純利益とも順調に推移し上方修正となりました。[売上高]物流サービス事業において既存のお客様からの受託が大幅に増加したこと、及び IT オートメーション事業において自社在庫管理システム(WMS)であるクラウドトーマスを、新たに大手のお客様との大規模受託を締結したことにより、当初の想定以上に売上高は伸長しました。この結果、前回発表の予想より 1,016 百万円のプラスとなりました。[営業利益][経常利益] 営業利益は計画段階でサイバー攻撃の影響が残る想定で一定の損失を見込んでいましたが、売上高の伸長の影響も含めて、売上総利益が 180 百万円、計画を上回る形で推移しました。これは、回復に向けた取り組みが着実に成果を上げている結果といえると考えており、この影響で営業利益は黒字化いたしました。経常利益も同等の理由にて黒字に転じております。[親会社株主に帰属する中間純利益]3に記載している内容により、親会社株主に帰属する中間純利益は 137 百万円となる見込です。 なお、2026 年 2 月期の通期業績予想につきましては、中間期の実績は順調に推移しておりますが、下期は事業計画における利益貢献の比重が大きいため、全体への影響を慎重に見極めている段階です。 当社としましては、この好調な勢いを下期も継続できるよう、計画達成に向けて尽力してまいります。今後、開示が必要と判断した場合には、速やかに公表いたします。3.特別利益・特別損失の計上について 当社は 2024 年9月に受けたサイバー攻撃による被害に関する費用は基本的に 2025 年2月期に計上を完了しておりますが、お客様の被害に対する損害賠償への保険金による対応は継続しております。今第2四半期では、以下の通り計上しております。 特別利益: 受取保険金 380,529 千円 特別損失: 損害賠償金 323,273 千円 なお、お客様への損害賠償およびそれに対する保険金の受取は、第3四半期以降も発生する見込みです。これらの金額につきましても、確定次第速やかに開示いたします。
業績予想の修正
今上期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 25.03-08 | 7,644 | -103 | -104 | -75 | -7.5 | 0 | 2025-04-11 |
連結 |
| 新 25.03-08 | 8,660 | 72 | 52 | 62 | 6.2 | 0 | 2025-09-12 |
連結 |
| 修正率 | +13.3 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 24.03-08 | 7,579 | 99 | 78 | 49 | 5.0 | 0 | 2024-10-11 |
連結 |
| 予 25.03-08 | 8,660 | 72 | 52 | 62 | 6.2 | 0 | 2025-09-12 |
連結 |
| 前年同期比 | +14.3 | -27.3 | -33.3 | +26.5 | +23.7 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024.02 | 11,938 | 410 | 406 | 49 | 4.9 | 10 | 2024-04-12 |
連結 |
| 2025.02 | 15,270 | -47 | -92 | -848 | -84.4 | 10 | 2025-04-11 |
連結 |
| 予 2026.02 | 15,965 | 259 | 260 | 187 | 18.4 | 10 | 2025-04-11 |
連結 |
| 前期比 | +4.6 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。